マガモ
科目▶カモ
大きさ 約60cm 渡り区分 冬鳥
晩秋になると、島の池と下の池に多数が越冬にやってくる。
オスは、グリーンの頭、白い首輪、レモン色のくちばし、ブドウ色の胸、が特徴。メスは他の鴨類と同様に地味な体色をしている。
ロウバイ
科目▶ロウバイ
花の少ない冬に華やかな黄色の花を付け、ひと目を引く。花だけでなく甘く強い芳香が人や鳥を誘う。ロウバイ(蝋梅)は、中国原産のロウバイ科ロウバイ属の落葉低木で、和名は、漢名の蝋梅(老梅)を音読みしたもの。花期は12月下旬から2月までと長く、花は径約2cmで横向きか下向きに咲く。
変種に、ソシンロウバイ(素心‒)、トウロウバイ(唐‒)などがあり、花芯の色、花弁や葉の形などで区別する。花芯が赤紫色で花弁が細めは‘ロウバイ’、花全体が黄色は‘ソシンロウバイ’の仲間。
どんな香りかは実際に嗅いでみるのが一番だが、他の植物に例えれば、スイセン、ヒヤシンス、シュンランの香りに似ている。つぼみを乾燥させたものを、中国、東南アジアでは生薬として煎じ、鎮咳・解熱などに用いる。(参考:薬科学大辞典第3版)
カタクリ
科目▶ユリ
カタクリ(片栗)は、ユリ科の多年草で、寒い地方の植物。3月下旬から4月上旬にかけて咲く。6 枚の花弁、6 本の雄しべ、1本の雌しべがある。花芯にW型の蜜標(ガイドマーク)があり、昆虫に蜜のありかを教える。
千葉はカタクリが分布できる限界(南限)にあたる。昔氷河期で地球全体が寒かったとき、カタクリは北から南へ分布を広げていった。再び暖かくなると、“落葉樹に覆われていて、春に光が当り、夏から秋は涼しい丘陵などの北斜面で、水のある場所にあったもの”だけが生き残った。つまり 千葉のカタクリは“氷河期の忘れ物”なのだ。
泉自然公園には菖蒲田周辺の斜面を中心に約3,000平方メートルに及んで生育しており、千葉県内最大規模の自生地となっている。その生育数は約15万株で、このうち約4万5千株が花を咲かせる。
カルガモ
科目▶カモ
大きさ 約60cm 渡り区分 留鳥
千葉県内(泉自然公園内でも築道例あり)でも繁殖するカモ。オスもメスも、地味な褐色で、くちばしの先端に黄色の斑、顔に2本の黒い線があるのが特徴。
下の池では1年中見られるが、特に冬期にその数が増す。
キビタキ
科目▶ヒタキ
大きさ 約14cm 渡り区分 夏鳥
野鳥愛好家の注目を集める鳥。南から渡ってくる夏鳥で、体の美しい配色と、美しい囀りでひときわ目立つ。
繁殖期のオスは、縄張りの主張とメスの関心を引くため、日の出とともに高らかに歌い囀る。園内各所の樹林地でよく囀りが聴かれる。囀りはホイヒーロ、オーシツクツク等を繰り返す。「森のピッコロ」とも言われる。
カルガモ
科目▶カモ
大きさ 約60cm 渡り区分 留鳥
千葉県内(泉自然公園内でも築道例あり)でも繁殖するカモ。オスもメスも、地味な褐色で、くちばしの先端に黄色の斑、顔に2本の黒い線があるのが特徴。
下の池では1年中見られるが、特に冬期にその数が増す。
カラタネオガタマ
科目▶モクレン科
5月、公園事務所の前を通るとバナナのような甘い香りが漂ってきます。カラタネオガタマ(唐種招霊、別名・唐招霊)の花の香りです。本種は、モクレン科オガタマノキ属、中国南部原産の常緑小高木で江戸時代中期に渡来しました。花の香りには、バナナの香りの主成分と同じ化学物質の“酢酸イソブチル”が多く含まれています。近縁種に日本原産オガタマノキ(招霊の木)があります。和名の由来は、招霊(おきたま)が転訛したもので、オガタマは古くには榊(さかき)などとともに神前に供える木として用いられました。
カツラ
科目▶カツラ科
池のほとりを歩いていると香ばしい匂いが漂ってきます。匂いの元はカツラ(桂)。本種はカツラ科カツラ属の落葉高木で、渓流沿いなどに生え、新緑と黄葉が美しい樹木です。泉自然公園では池の周辺などに多く植栽しています。カツラの葉は落ちて乾燥すると、香ばしい匂いがします。どんな香りかというと「醤油が焦げたような」「カラメルのように甘い」「わた飴のような」など。カツラの方言に「しょうゆのき」というのもあります。香りの成分は「マルトール」で、カラメルの香りの主成分です。「カツラ」の「カツ」は「香り出」=香出(かづ)からきているとも。
8月頃から葉が色づきはじめ落葉した葉から香るようになり、9月下旬から10月中旬に美しく黄葉します。晩秋にカツラの落ち葉を踏みながら、甘く香ばしい空気を吸うとちょっと幸せな気分になりますよ。
サザンカ
科目▶ツバキ
ツバキ科の常緑樹で、10月から12月頃に咲く冬の花。
サザンカ(山茶花)とツバキ(椿)は、一見似たような花に見えるが、開花時期や花の構造に違いがある。いちばん大きな違いは花の散り方。サザンカは、花びらが平開して一枚ずつ散る(離弁花)。ツバキは、花びらの付け根が合着していているので、全体がぽとりと落ちる(合弁花)。
サザンカの仲間であるカンツバキ(寒椿)は、名前からツバキを連想させるものの、サザンカと同様に花びらはばらばらに散る。
カイツブリ
科目▶カイツブリ
大きさ 約26cm 渡り区分 留鳥
小型の水鳥で、よく水に潜り、水中で小魚を採る。夏期には顔から首の上部にかけて、赤褐色となるが、冬期には地味な褐色になる。
キリキリキリ…と、よく通る声で鳴くため、声からも識別できる。水草の葉や茎で浮巣を作る。園内でも繁殖し、ヒナの姿も見られる。
ニリンソウ
科目▶キンポウゲ
キンポウゲ科の多年草。泉自然公園では3月下旬から4月中旬に見ごろを迎える。
カタクリ同様、スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)と呼ばれる草花。
春先に姿を現わし、花を咲かせ、夏までには地表から消えてしまう。春のはかない命。
「春の妖精」とも。
アオジ
科目▶ホオジロ
大きさ 約15cm 渡り区分 冬鳥
スズメに似た体形でほぼ同じ大きさだが緑色を帯びる。藪に潜みチッ、チッと一声ずつ区切って鳴く。
カルガモ
科目▶カモ
大きさ 約60cm 渡り区分 留鳥
千葉県内(泉自然公園内でも築道例あり)でも繁殖するカモ。オスもメスも、地味な褐色で、くちばしの先端に黄色の斑、顔に2本の黒い線があるのが特徴。
下の池では1年中見られるが、特に冬期にその数が増す。
カイツブリ
科目▶カイツブリ
大きさ 約26cm 渡り区分 留鳥
小型の水鳥で、よく水に潜り、水中で小魚を採る。夏期には顔から首の上部にかけて、赤褐色となるが、冬期には地味な褐色になる。
キリキリキリ…と、よく通る声で鳴くため、声からも識別できる。水草の葉や茎で浮巣を作る。園内でも繁殖し、ヒナの姿も見られる。
クサギ
科目▶シソ科
盛夏の頃、濃い緑色の葉に目立つ白い花を枝先にたくさんつける。シソ科(旧クマツヅラ科)クサギ属の落葉小高木で、和名は葉に臭気があることから。臭い植物で有名なヘクソカズラ(屁糞蔓)と同様に、―花はよい香り―。甘い香りで、アゲハチョウの仲間を誘う。葉には、殺菌作用のあるクレロデンドリンという化学物質を含むため、虫があまり寄り付かない。葉や茎、根は、降圧、鎮痛作用、利尿、健胃、解熱などの薬効があると言われている。
秋には5枚の萼片が星のように開き、中央に青い球形の果実を付ける。
ユリノキ
科目▶モクレン科
5月下旬、公園の正門に向かって右側のユリノキが花をたくさんつけます。本種は、モクレン科ユリノキ属、北米東部原産の落葉高木です。学名は Liriodendron tulipifera。属名がLirio(百合)dendron(樹)、種名がtulipifera(チューリップ型の花を持つ)。和名は属名Liriodendron(百合の樹)に由来し、英名は、Tuliptree(チューリップツリー)で花の形に由来します。和名は、ハンテンボクの別名があり、こちらは葉の形が半纏(はんてん)に似ていることから名づけられました。
花の形を観察すると、ユリよりもチューリップの花に似ています。花径:5~6cm、花形:鐘状、花色:薄黄緑色で付け根にオレンジ色の斑点、花弁数:6枚。
ツバキ
科目▶ツバキ
ツバキ科の常緑樹で、2月から4月に咲く早春の花。
ツバキ(椿)とサザンカ(山茶花)は、一見似たような花に見えるが、開花時期や花の構造に違いがある。いちばん大きな違いは花の散り方。ツバキは、花びらの付け根が合着していているので、全体がぽとりと落ちる(合弁花)。サザンカは、花びらが平開して一枚ずつ散る(離弁花)。
サザンカの仲間であるカンツバキ(寒椿)は、名前からツバキを連想させるものの、サザンカと同様に花びらはばらばらに散る。
キバナアキギリ
科目▶シソ
シソ科の多年生草本植物。学名Salvianipponicaの種名(nipponica)が示すとおり、日本固有のサルビアである。和名の黄花秋桐は、桐の花に似ていて秋に開花すること、そして、花色が黄色であることに由来する。
日本原産のサルビア属は他に、ミゾコウジュ、ナツノタムラソウ、アキノタムラソウ、アキギリなどがあり、花はすべて紫色。世界にサルビア属は900種ほど分布しているが、花は白、赤、青、紫などが多く、黄色種は珍しい。
黄色のサルビアは、三陽メディアフラワーミュージアム(旧称・花の美術館)でイエローマジェスティ(メキシコ原産、S.アドレンシスの園芸種)を栽培している。
オシドリ
科目▶カモ
大きさ オス:約48cm、メス:約41cm 渡り区分 留鳥、冬鳥
カラフルな容姿でバードウォッチャーを魅了し、「泉自然公園といえばオシドリ」と言われるほど有名。オスはオレンジ色の銀杏羽に白や青の模様をもつ、たいへん美しい中型のカモ。番(つがい)でいることが多く、オシドリ夫婦の名前の由来となってるが、毎年同じペアーで繁殖するとは限らない。越冬期の多い時は数十羽が観察できる。
カワヅザクラ
科目▶バラ
2月下旬~3月上旬ころ、ソメイヨシノよりかなり早く咲く。
1955年に静岡県河津町で発見された早咲き品種。カンヒザクラとオオシマザクラの自然交配種と推定される。近年、早咲きの桜として人気があり、各地に植栽されている。
花は一重の大輪・淡紅紫色で、花弁に色むらと脈がある。開花に時間差がかなりあるため、全体として花期が長い。
カルガモ
科目▶カモ
大きさ 約60cm 渡り区分 留鳥
千葉県内(泉自然公園内でも築道例あり)でも繁殖するカモ。オスもメスも、地味な褐色で、くちばしの先端に黄色の斑、顔に2本の黒い線があるのが特徴。
下の池では1年中見られるが、特に冬期にその数が増す。
カイツブリ
科目▶カイツブリ
大きさ 約26cm 渡り区分 留鳥
小型の水鳥で、よく水に潜り、水中で小魚を採る。夏期には顔から首の上部にかけて、赤褐色となるが、冬期には地味な褐色になる。
キリキリキリ…と、よく通る声で鳴くため、声からも識別できる。水草の葉や茎で浮巣を作る。園内でも繁殖し、ヒナの姿も見られる。
オシドリ
科目▶カモ
大きさ オス:約48cm、メス:約41cm 渡り区分 留鳥、冬鳥
カラフルな容姿でバードウォッチャーを魅了し、「泉自然公園といえばオシドリ」と言われるほど有名。オスはオレンジ色の銀杏羽に白や青の模様をもつ、たいへん美しい中型のカモ。番(つがい)でいることが多く、オシドリ夫婦の名前の由来となってるが、毎年同じペアーで繁殖するとは限らない。越冬期の多い時は数十羽が観察できる。
トチノキ
科目▶ムクロジ科
泉自然公園では入口にあるトチノキ(栃の木)並木が来園者をお迎えします。元来寒い地方の木ですが、当地でもよく生長し、16本のうち一番大きな木は幹回り約2.5m、樹高約20m。5月上旬、若葉をつけた枝先に白みを帯びた花が円錐状に集まって咲きます。葉の生長は速く、6月には長さ60cmほどにもなります。扇を広げたような広い葉は木陰をつくり、盛夏には涼感を与えてくれます。
8月下旬から9月上旬には、大きな実をたくさん付けます。果実は直径4cmぐらいですが、大きなものは直径6cm・重さ100gにもなります。熟すと果皮が3裂し果実が落下します。落下による事故防止のため、毎年この時期に実の除去を行い、16本の木から500kg以上の実が取れます。
ハナショウブ
科目▶アヤメ
ハナショウブ(花菖蒲)は、アヤメ科の多年草。泉自然公園では5月下旬から咲きはじめ6月中旬頃に見ごろを迎える。
日本の中部地方以北に自生するノハナショウブ(野花菖蒲)から園芸品種化されたもので、平安時代から鑑賞の対象になっていた。 江戸時代の中期以降多くの優れた品種が生み出され、江戸系、肥後系、伊勢系などの系統に大別される。
梅雨空に映える紫や青、白色の鮮やかな花は、梅雨時のうっとうしい気分を癒してくれる。
モクセイ
科目▶モクセイ
モクセイ科モクセイ属、中国原産の常緑中高木。9月下旬から10月上旬に咲く。モクセイは別名「九里香」と呼ばれるように強い芳香を放ち、かなり離れたところからでも匂う。花色や葉形により、キンモクセイ(金木犀、黄色)、ギンモクセイ(銀木犀、白色)、ウスギモクセイ(薄黄木犀、淡黄色)、ヒイラギモクセイ(柊木犀、白色、葉に鋸歯)などがある。雌雄異株だが、日本ではほとんどが雄株なので果実を見ることはない。
花の甘い香りに誘われて蝶や蜂などたくさんの昆虫が訪れると思われるが、実は一部のハナアブしか訪れないとのこと。モクセイの香りの主成分に「γ‒デカラクトン」(桃の芳香)という化学物質が含まれ、これがチョウなどの昆虫に対して強い忌避作用を示すことが分かっている。モクセイは、チョウなどが嫌う香りを放出して、訪れる昆虫を選択しているのではないかと考えられる。
キジバト
科目▶ハト
大きさ 約33cm 渡り区分 留鳥
山鳩とも言われ、デデッポーと囀る。 最近は人慣れして、公園では警戒心が薄くなっている。
ベニシダレ
科目▶バラ
4月上旬ころ、ソメイヨシノよりやや早く咲く。
エドヒガンのうち枝の成長が早く下向きに垂れる栽培種。別名、イトザクラ。花が紅色のものをベニシダレといい、花弁は細長い卵型で内側に巻くのが特徴。
特異で優美な樹形のため古くから社寺等に植えられ、各地に巨樹・古木が残る。
カイツブリ
科目▶カイツブリ
大きさ 約26cm 渡り区分 留鳥
小型の水鳥で、よく水に潜り、水中で小魚を採る。夏期には顔から首の上部にかけて、赤褐色となるが、冬期には地味な褐色になる。
キリキリキリ…と、よく通る声で鳴くため、声からも識別できる。水草の葉や茎で浮巣を作る。園内でも繁殖し、ヒナの姿も見られる。
オシドリ
科目▶カモ
大きさ オス:約48cm、メス:約41cm 渡り区分 留鳥、冬鳥
カラフルな容姿でバードウォッチャーを魅了し、「泉自然公園といえばオシドリ」と言われるほど有名。オスはオレンジ色の銀杏羽に白や青の模様をもつ、たいへん美しい中型のカモ。番(つがい)でいることが多く、オシドリ夫婦の名前の由来となってるが、毎年同じペアーで繁殖するとは限らない。越冬期の多い時は数十羽が観察できる。
キジバト
科目▶ハト
大きさ 約33cm 渡り区分 留鳥
山鳩とも言われ、デデッポーと囀る。 最近は人慣れして、公園では警戒心が薄くなっている。
バン
科目▶クイナ
大きさ 約32cm 渡り区分 留鳥
全身黒く、おでこと嘴が赤い。足指が長く不安定な浮葉の上でも上手に歩く、蓮池で繁殖例あり。
ソメイヨシノ
科目▶バラ
4月上旬ころ咲く。
最も広く栽培される日本の桜の代表品種。九州から北海道南部に至る各地域で、サクラの開花予想の対象となっている。生育が早く、満開や散り際が見事なのが人気で全国に広まった。
江戸末期に江戸染井町の植木屋が吉野桜として売り出した。最近の遺伝子解析の結果、エドヒガンとオオシマザクラとの交配種とされる。
オシドリ
科目▶カモ
大きさ オス:約48cm、メス:約41cm 渡り区分 留鳥、冬鳥
カラフルな容姿でバードウォッチャーを魅了し、「泉自然公園といえばオシドリ」と言われるほど有名。オスはオレンジ色の銀杏羽に白や青の模様をもつ、たいへん美しい中型のカモ。番(つがい)でいることが多く、オシドリ夫婦の名前の由来となってるが、毎年同じペアーで繁殖するとは限らない。越冬期の多い時は数十羽が観察できる。
キジバト
科目▶ハト
大きさ 約33cm 渡り区分 留鳥
山鳩とも言われ、デデッポーと囀る。 最近は人慣れして、公園では警戒心が薄くなっている。
バン
科目▶クイナ
大きさ 約32cm 渡り区分 留鳥
全身黒く、おでこと嘴が赤い。足指が長く不安定な浮葉の上でも上手に歩く、蓮池で繁殖例あり
ネムノキ
科目▶マメ科
6~8月に筆の穂先を淡紅に染めたような、桃の実に似た甘い香りの花を枝先に点々と付ける。花は日没前の夕方に開き、翌朝にはしぼみ始める1日花。葉は、夜になると対になった小葉が閉じ、垂れ下がる。
名は、ネブリノキ(眠之木、葉を閉じて眠っているように見えること)に由来し、一部の地方ではネブノキと呼ばれる。別名のコウカ、コウカギは漢名の合歓、合歓木から転じたもの。
万葉集にネムノキを「ネブ」と詠んだ歌がある。「昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓(ねぶ)の花/君のみ見めや戯奴(わけ)さへに見よ」(紀女郎)。俳句にも多く詠まれ、松尾芭蕉の「象潟や雨に西施が合歓の花」(奥の細道)が有名。
夜開花するネムノキに集まるのは、夜行性のスズメガなどの昆虫。昆虫に花粉を運んでもらうため、夜でもよく目立つ淡い色の花や甘くて強い芳香でスズメガ等をおびき寄せる。
イヌショウマ
科目▶キンポウゲ科
キンポウゲ科の多年草。若葉を食用とするサラシナショウマに対し、食用とならないため、「非(イナ)」と頭につくものが転訛し「イヌショウマ」と言われている。垂直に伸びた花穂に小さな花をたくさんつけ、長く伸びる雌蕊・雄蕊がブラシのような花姿。9月下旬ころよりサラシナショウマより早く咲き始める。
カイノキ
科目▶ウルシ
ウルシ科の落葉高木。樹高20~25mになる。中国原産で大正4年(1915)に日本へ渡来した。孔子の墓に高弟の子貢が植えた木がカイノキで、以来、「学問の木」や「学問の聖木」などと呼ばれている。 「楷」は中国では模範の木とされており、日本においても書体の「楷書」の語源とされている。
雌雄異株で、花期は4~5月、果熟期は10~11月。実をつけるまでに20年もかかり、雌株と雄株をあまり離して植えると交配できず、実がつかない。泉自然公園では2014年に初めて花が咲き実がついた。葉をもんだり小枝を削ると青臭く強い香りが漂う。紅葉期には、黄色に濃い朱色が重なり美しい。
ウルシ科であるものの滅多にかぶれることはないそうですが、肌の弱い人は触れない方がよいでしょう。
カワセミ
科目▶カワセミ
大きさ 約17cm 渡り区分 留鳥
背中と頭は翡翠色で空飛ぶ宝石といわれ、人気がある。水中にダイブして小魚やエビなどを捕る。園内でも繁殖例あり。
ヤマザクラ
科目▶バラ
4月上旬、ソメイヨシノよりやや遅く咲く。
本州、四国、九州、東北の一部に分布。温暖な気候を好み、低山や丘陵に多い。
西日本では最も一般的な野生の桜で、昔から奈良の吉野山など花の名所があった。
花と同時に葉が開き、赤井若葉と白い花のコントラストが美しく、古来より詩歌に多く歌われている。
キジバト
科目▶ハト
大きさ 約33cm 渡り区分 留鳥
山鳩とも言われ、デデッポーと囀る。 最近は人慣れして、公園では警戒心が薄くなっている。
バン
科目▶クイナ
大きさ 約32cm 渡り区分 留鳥
全身黒く、おでこと嘴が赤い。足指が長く不安定な浮葉の上でも上手に歩く、蓮池で繁殖例あり。
カワセミ
科目▶カワセミ
大きさ 約17cm 渡り区分 留鳥
背中と頭は翡翠色で空飛ぶ宝石といわれ、人気がある。水中にダイブして小魚やエビなどを捕る。園内でも繁殖例あり。
ハンゲショウ
科目▶ドクダミ科
ドクダミ科の多年草。夏至を過ぎる頃に10~15cmの穂状の花序を伸ばし、開花に合わせ、花のすぐ下の葉の表面が白く変化する。花が地味で目立たないため、受粉を助けるハナアブなどの昆虫に花の在り処をアピールするため、「葉の白化現象」が起こると考えられている。ドクダミも花の周りの総苞片が白く変化し、花弁のように見える。ハンゲショウの白化現象は、果穂が褐色に熟すころまで見られる。
名前の由来は、雑節七二候の半夏生(夏至から11日後)の頃に花が咲き、葉が白くなることから。また、葉の半分ほどが白くなることから半化粧、古くは片白草とも呼ばれていた。開花期には、ドクダミに似た独特の甘い匂いがする。
コゲラ
科目▶キツツキ
大きさ 約15cm 渡り区分 留鳥
キツツキの仲間では小型の種類。コンコンコンと木を突く音が響き、鳴き声はギー、園内でも繁殖例あり。
オオシマザクラ
科目▶バラ
4月上旬、ソメイヨシノよりやや遅く咲く。
伊豆~房総の海岸沿いに多く分布する。薪炭材や園芸品種の台木として栽培され、各地で野生化したものがみられる。里桜(園芸品種)の母種として多く用いられる。
花は大型の白色で緑色の葉と同時に咲き、香りがよい。萼の縁に鋸歯が目立つ。葉は塩漬けにして桜餅を包むのに用いる。
バン
科目▶クイナ
大きさ 約32cm 渡り区分 留鳥
全身黒く、おでこと嘴が赤い。足指が長く不安定な浮葉の上でも上手に歩く、蓮池で繁殖例あり。
カワセミ
科目▶カワセミ
大きさ 約17cm 渡り区分 留鳥
背中と頭は翡翠色で空飛ぶ宝石といわれ、人気がある。水中にダイブして小魚やエビなどを捕る。園内でも繁殖例あり。
コゲラ
科目▶キツツキ
大きさ 約15cm 渡り区分 留鳥
キツツキの仲間では小型の種類。コンコンコンと木を突く音が響き、鳴き声はギー、園内でも繁殖例あり。
サラシナショウマ
科目▶キンポウゲ科
キンポウゲ科の多年草。茹でた若葉を水に晒(さら)し山菜として食用にすることが名前の由来。10月上旬ころ、よく似た花のイヌショウマより後に咲き始め、花穂はやや枝垂れる。
ヤブカンゾウ
科目▶ユリ科
夏の尾瀬や霧が峰高原を代表する花にニッコウキスゲがありますが、泉自然公園には、同じキスゲ類のヤブカンゾウ(藪萱草)とノカンゾウ(野萱草)があります。両種ともユリ科ワスレグサ属の多年草で、共に朝開き夕方閉じる一日花です。ヤブカンゾウの別名”ワスレグサ”は萱草の訓読みで、中国の「この花を見て憂いを忘れる」という故事に由来します。
学名の属名Hemerocallisは一日の美しさの意で、花が一日咲きのため。両種はよく似ていますが、【ヤブカンゾウ】は八重咲き/花茎の高さが1~1.5m/葉の先が垂れる。【ノカンゾウ】は一重咲き/花茎の高さが約0.7m/葉の先が垂れないなどの違いがあります。
ヤブカンゾウは菖蒲田、野草園、ビジターセンター横、ノカンゾウはカタクリ自生地、一本松広場、ウワミズザクラ大木の前で見られます。
ハシブトガラス
科目▶カラス
大きさ 約56cm 渡り区分 留鳥
嘴は太く額が出っ張っている。澄んだ声でカー、またはアーと鳴く。森林の他、都会のビル街にも生息している。
ヤエベニシダレ
科目▶バラ
4月中旬ころ、ソメイヨシノよりやや遅く、シダレザクラより遅く咲く。
エドヒガンのうち枝が下向きに垂れ、花が色濃く八重咲きになった栽培種。
花弁は15~20枚、楕円形でややねじれ平開しない。花色が濃紅紫から淡紅紫へ変化する。遠目には5~7分咲きのころに最も濃くなる。
カワセミ
科目▶カワセミ
大きさ 約17cm 渡り区分 留鳥
背中と頭は翡翠色で空飛ぶ宝石といわれ、人気がある。水中にダイブして小魚やエビなどを捕る。園内でも繁殖例あり。
コゲラ
科目▶キツツキ
大きさ 約15cm 渡り区分 留鳥
キツツキの仲間では小型の種類。コンコンコンと木を突く音が響き、鳴き声はギー、園内でも繁殖例あり。
ハシブトガラス
科目▶カラス
大きさ 約56cm 渡り区分 留鳥
嘴は太く額が出っ張っている。澄んだ声でカー、またはアーと鳴く。森林の他、都会のビル街にも生息している。
アキノタムラソウ
科目▶シソ科
シソ科サルビア属(アキノタムラソウ属、アキギリ属とも)の多年草。学名はSalviajaponica。その名のとおり日本原産のサルビア。青紫色の可愛い花を付ける。
秋の田村草といいながら夏に咲きはじめ花期は11月頃まで。
日本原産サルビアは他に”キバナアキギリ(黄花秋桐)”があり、学名はalvianipponicaと種名に日本を冠している。こちらは9~10月に咲く。なお、泉自然公園には両種が生育している。種名のjaponicaは"日本固有の"という意味。
ヤマガラ
科目▶シジュウカラ
大きさ 約14cm 渡り区分 留鳥
赤茶レンガ色のお腹が目立つ。冬に備えて木の実を蓄える習性を利用しておみくじ引きの芸をさせる。
カンザン
科目▶バラ
4月中旬~下旬ころ、ソメイヨシノより遅く咲く。
東京の荒川堤から広まったといわれる栽培品種。オオシマザクラ系の園芸品種をサトザクラと総称するが、本種はサトザクラの最も代表的な品種であり、ソメイヨシノに次いで多く栽培される。
病気や大気汚染に強く成長も早いため、各地の公園や街路に広く植栽されている。
花弁は25~50枚、花は濃紅紫色で葉とほぼ同時に開く。葉は日を置くと芳香が強くなる。
コゲラ
科目▶キツツキ
大きさ 約15cm 渡り区分 留鳥
キツツキの仲間では小型の種類。コンコンコンと木を突く音が響き、鳴き声はギー、園内でも繁殖例あり。
ハシブトガラス
科目▶カラス
大きさ 約56cm 渡り区分 留鳥
嘴は太く額が出っ張っている。澄んだ声でカー、またはアーと鳴く。森林の他、都会のビル街にも生息している。
ヤマガラ
科目▶シジュウカラ
大きさ 約14cm 渡り区分 留鳥
赤茶レンガ色のお腹が目立つ。冬に備えて木の実を蓄える習性を利用しておみくじ引きの芸をさせる。
ヤブミョウガ
科目▶ツユクサ科
ツユクサ科ヤブミョウガ属の多年草。ミョウガに似た葉だが、表面がざらつき芳香がない。茎の先端に花序を伸ばして白色の小花をたくさん付け、実は直径5ミリほどで美しい青~黒色になる。和名はミョウガに似てヤブに生える意。
泉自然公園では、スギ林など半日陰の場所に、‘ミョウガ’と‘ヤブミョウガ’がたくさん自生しているが、花のない時期でも葉のざらつきと芳香で区別できる。
ミョウガ(茗荷)は、ショウガ科ショウガ属の多年草。全草に特有の芳香があり、根茎から肥大した花穂を地上に出し、淡黄色の花を咲かせる。多数の苞に包まれた蕾を食用する。
ヤマユリ
科目▶ユリ
ユリ科の球根植物。夏の到来を告げる花。7月上旬から咲きはじめ、7月中旬から下旬に見ごろを迎える。
日本のユリは美しいものが多く、幕末から明治にヨーロッパやアメリカへ紹介されると、鑑賞用のユリとして称賛された。特にその人気が爆発的になったのは、明治6年(1873)開催のウィーン万国博覧会に日本のユリが出品されてから。
日本産のユリの中でも、白く大きな花と甘く強い芳香を放つヤマユリは、わが国だけでなくヨーロッパでも人々の心を奪い、花の黄色の条線から英名でgold lily(金のユリ)、queen of lily(ユリの女王)と呼ばれ愛されてきた。泉自然公園では約1,300株のヤマユリが自生し、その半数あまりが花を付ける。
フゲンゾウ
科目▶バラ
4月中旬ころ、ソメイヨシノより遅く咲く。
京都市上京区千本閻魔堂にあったといわれ、室町時代から伝わるサトザクラ。和名は2本ある葉化した雌しべが、普賢菩薩が乗る白象を連想させることによる。
サトザクラの代表的な品種。性質が強く大木になる。花弁は30~50枚、花は淡紅色で葉とほぼ同時に開く。
ハシブトガラス
科目▶カラス
大きさ 約56cm 渡り区分 留鳥
嘴は太く額が出っ張っている。澄んだ声でカー、またはアーと鳴く。森林の他、都会のビル街にも生息している。
ヤマガラ
科目▶シジュウカラ
大きさ 約14cm 渡り区分 留鳥
赤茶レンガ色のお腹が目立つ。冬に備えて木の実を蓄える習性を利用しておみくじ引きの芸をさせる。
シジュウカラ
科目▶シジュウカラ
大きさ 約14.5cm 渡り区分 留鳥
灰色の体にお腹の黒ネクタイ模様が目立つ。巣箱(植木鉢、樹のウロなど)を利用して繁殖する。
キツネノカミソリ
科目▶ヒガンバナ
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。名前の由来は、早春に出る細長く平たい葉を「剃刀」に、夏に咲く黄赤色の花を「狐の毛色」に見立てたといわれている。花径を30cmほど延ばして、先端にいくつかの花を咲かせる。7月下旬から花が咲き始め、8月上旬から見ごろを迎える。8月下旬まで見ることができる。
※日本の伝統色の狐色(きつねいろ)は、キツネの背の毛色に似た色合いのやや赤みを帯びた黄褐色のこと。
ウワミズザクラ
科目▶バラ
4月中旬~下旬ころ、ソメイヨシノより遅く咲く。
バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木。全国各地の山野に自生し、公園や庭にも植えられる。古名は'ハハカ'。
サクラ属の花序の多くは散形花序か散房花序だが、本種は'総状花序'。花は葉が出てから、長さ6~8cmの花序に白い小花が多数、密に開く。
ヤマガラ
科目▶シジュウカラ
大きさ 約14cm 渡り区分 留鳥
赤茶レンガ色のお腹が目立つ。冬に備えて木の実を蓄える習性を利用しておみくじ引きの芸をさせる。
シジュウカラ
科目▶シジュウカラ
大きさ 約14.5cm 渡り区分 留鳥
灰色の体にお腹の黒ネクタイ模様が目立つ。巣箱(植木鉢、樹のウロなど)を利用して繁殖する。
シジュウカラ
科目▶シジュウカラ
大きさ 約14.5cm 渡り区分 留鳥
灰色の体にお腹の黒ネクタイ模様が目立つ。巣箱(植木鉢、樹のウロなど)を利用して繁殖する。
シジュウカラ
科目▶シジュウカラ
大きさ 約14.5cm 渡り区分 留鳥
灰色の体にお腹の黒ネクタイ模様が目立つ。巣箱(植木鉢、樹のウロなど)を利用して繁殖する。
- カタクリ
科目▶ユリ
- ニリンソウ
科目▶キンポウゲ
- カワヅザクラ
科目▶バラ
- ベニシダレ
科目▶バラ
- ソメイヨシノ
科目▶バラ
- ヤマザクラ
科目▶バラ
- オオシマザクラ
科目▶バラ
- ヤエベニシダレ
科目▶バラ
- カンザン
科目▶バラ
- フゲンゾウ
科目▶バラ
- ウワミズザクラ
科目▶バラ
もっと見る
閉じる
- カラタネオガタマ
科目▶モクレン科
- ユリノキ
科目▶モクレン科
- トチノキ
科目▶ムクロジ科
- ハナショウブ
科目▶アヤメ
- ネムノキ
科目▶マメ科
- ハンゲショウ
科目▶ドクダミ科
- ヤブカンゾウ
科目▶ユリ科
- アキノタムラソウ
科目▶シソ科
- ヤブミョウガ
科目▶ツユクサ科
- ヤマユリ
科目▶ユリ
- キツネノカミソリ
科目▶ヒガンバナ
もっと見る
閉じる
- カツラ
科目▶カツラ科
- クサギ
科目▶シソ科
- キバナアキギリ
科目▶シソ
- モクセイ
科目▶モクセイ
- イヌショウマ
科目▶キンポウゲ科
- カイノキ
科目▶ウルシ
- サラシナショウマ
科目▶キンポウゲ科
もっと見る
閉じる
- ロウバイ
科目▶ロウバイ
- サザンカ
科目▶ツバキ
- ツバキ
科目▶ツバキ
もっと見る
閉じる
- カルガモ
科目▶カモ
- カイツブリ
科目▶カイツブリ
- オシドリ
科目▶カモ
- キジバト
科目▶ハト
- バン
科目▶クイナ
- カワセミ
科目▶カワセミ
- コゲラ
科目▶キツツキ
- ハシブトガラス
科目▶カラス
- ヤマガラ
科目▶シジュウカラ
- シジュウカラ
科目▶シジュウカラ
もっと見る
閉じる
- キビタキ
科目▶ヒタキ
- カルガモ
科目▶カモ
- カイツブリ
科目▶カイツブリ
- オシドリ
科目▶カモ
- キジバト
科目▶ハト
- バン
科目▶クイナ
- カワセミ
科目▶カワセミ
- コゲラ
科目▶キツツキ
- ハシブトガラス
科目▶カラス
- ヤマガラ
科目▶シジュウカラ
- シジュウカラ
科目▶シジュウカラ
もっと見る
閉じる
- カルガモ
科目▶カモ
- カイツブリ
科目▶カイツブリ
- オシドリ
科目▶カモ
- キジバト
科目▶ハト
- バン
科目▶クイナ
- カワセミ
科目▶カワセミ
- コゲラ
科目▶キツツキ
- ハシブトガラス
科目▶カラス
- ヤマガラ
科目▶シジュウカラ
- シジュウカラ
科目▶シジュウカラ
もっと見る
閉じる
- マガモ
科目▶カモ
- アオジ
科目▶ホオジロ
- カルガモ
科目▶カモ
- カイツブリ
科目▶カイツブリ
- オシドリ
科目▶カモ
- キジバト
科目▶ハト
- バン
科目▶クイナ
- カワセミ
科目▶カワセミ
- コゲラ
科目▶キツツキ
- ハシブトガラス
科目▶カラス
- ヤマガラ
科目▶シジュウカラ
- シジュウカラ
科目▶シジュウカラ
もっと見る
閉じる
もっと見る
閉じる
Copyright izumi nature park All rights reserved.